経過勘定(前払・前受・未払・未収) - 練習問題
経過勘定の意味、4つの勘定科目(前払費用・前受収益・未払費用・未収収益)の違い、決算整理仕訳の方法、月割計算についての理解度を確認する練習問題です。
理解度チェック
このレッスンで学んだ内容を、練習問題で確認しましょう。全部で10問あります。
問題1(○×問題)
経過勘定とは、収益や費用を正しい会計期間に計上するために使用される勘定科目のことである。簿記では現金主義ではなく発生主義が原則であり、経過勘定を使って期間損益を適正に計算する。
問題2(○×問題)
前払費用と前受収益は「繰延」のパターンであり、お金が先に動いているが、サービスの授受がまだの場合に使用する。未払費用と未収収益は「見越」のパターンであり、サービスの授受は済んでいるが、お金がまだ動いていない場合に使用する。
問題3(選択問題)
次の経過勘定のうち、貸借対照表の資産の部に表示されるものはどれか。
問題4(仕訳問題)
決算日3月31日において、次の決算整理仕訳を行う。10月1日に1年分の火災保険料120,000円を支払い、「支払保険料」で処理済みである。保険期間は10月1日から翌年9月30日までの12ヶ月間である。当期分と翌期分を適切に区分する決算整理仕訳を示しなさい。
問題5(仕訳問題)
決算日3月31日において、次の決算整理仕訳を行う。建物を貸しており、毎月100,000円の家賃を受け取っている。3月25日に3月分と4月分の2ヶ月分(200,000円)を受け取り、「受取家賃」で処理済みである。翌期分を適切に繰り延べる決算整理仕訳を示しなさい。
問題6(仕訳問題)
決算日3月31日において、次の決算整理仕訳を行う。1月1日に銀行から1,200,000円を借り入れた(年利率3%)。利息は年1回、翌年の12月31日に支払う契約である。決算時点で当期分の利息を未払費用として計上する決算整理仕訳を示しなさい。
問題7(仕訳問題)
決算日3月31日において、次の決算整理仕訳を行う。10月1日に他社に1,000,000円を貸し付けた(年利率5%)。利息は年1回、翌年の9月30日に受け取る契約である。決算時点で当期分の利息を未収収益として計上する決算整理仕訳を示しなさい。
問題8(選択問題)
次の取引のうち、決算整理において「前払費用」を計上すべきものはどれか。
問題9(選択問題)
次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題10(選択問題)
経過勘定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
お疲れさまでした!
全問正解できましたか?間違えた問題は、もう一度テキストを読み返して理解を深めましょう。
復習のコツ
間違えた問題がある場合は、該当箇所のテキストをもう一度読み直してください。特に4つの経過勘定の違い、月割計算の方法、仕訳のパターンは必ず理解しておきましょう。
- ✓経過勘定 = 発生主義に基づいて収益・費用を正しい期間に計上する
- ✓覚え方: 「くまのみみ」(繰延→前、見越→未)
- ✓繰延(前払・前受): お金が先 → サービスは後
- ✓見越(未払・未収): サービスが先 → お金は後
- ✓資産: 前払費用、未収収益
- ✓負債: 前受収益、未払費用
- ✓月割計算: 年額 × 経過月数 ÷ 12ヶ月
仕訳パターンまとめ:
| 勘定科目 | 仕訳 | 性質 |
|---|---|---|
| 前払費用 | (借) 前払費用 / (貸) ○○費用 | 資産 |
| 前受収益 | (借) ○○収益 / (貸) 前受収益 | 負債 |
| 未払費用 | (借) ○○費用 / (貸) 未払費用 | 負債 |
| 未収収益 | (借) 未収収益 / (貸) ○○収益 | 資産 |
次のステップ:
経過勘定の処理を理解したら、次は消費税の整理(税抜方式)を学習しましょう。税抜方式で処理した消費税の決算整理仕訳の方法を理解します。