貸倒引当金の設定 - 練習問題
貸倒引当金の意味、差額補充法による計算、設定仕訳、貸倒れ発生時の処理についての理解度を確認する練習問題です。
理解度チェック
このレッスンで学んだ内容を、練習問題で確認しましょう。全部で10問あります。
問題1(○×問題)
貸倒引当金とは、売掛金や受取手形などの債権が回収できなくなるリスクに備えて、あらかじめ設定しておく引当金のことである。設定の目的は、費用収益対応の原則に基づく適切な期間損益計算である。
問題2(○×問題)
貸倒引当金の計算は、売上債権の期末残高に貸倒実績率を乗じて行う。売上債権の期末残高は、売掛金の期末残高と受取手形の期末残高の合計である。
問題3(○×問題)
差額補充法では、期末時点で必要とされる貸倒見積高と既存の貸倒引当金残高との差額のみを繰り入れる。全額を繰り入れるわけではない。
問題4(選択問題)
次の資料に基づいて、貸倒見積高を計算しなさい。 【資料】 - 売掛金の期末残高:1,200,000円 - 受取手形の期末残高:800,000円 - 貸倒実績率:2%
問題5(仕訳問題)
決算において、売掛金の期末残高800,000円と受取手形の期末残高200,000円に対して、3%の貸倒引当金を差額補充法により設定する。なお、貸倒引当金の決算整理前残高はゼロ(初年度)である。決算整理仕訳を示しなさい。
問題6(仕訳問題)
決算において、売掛金の期末残高900,000円と受取手形の期末残高600,000円に対して、2%の貸倒引当金を差額補充法により設定する。なお、貸倒引当金の決算整理前残高は25,000円である。決算整理仕訳を示しなさい。
問題7(選択問題)
決算において、売掛金800,000円と受取手形200,000円に対して、2%の貸倒引当金を差額補充法により設定する。貸倒引当金の決算整理前残高は25,000円である。決算整理仕訳として正しいものはどれか。
問題8(選択問題)
得意先A商店の売掛金50,000円が回収不能となった。貸倒引当金の残高は100,000円である。この場合の仕訳として正しいものはどれか。
問題9(選択問題)
貸借対照表における貸倒引当金の表示方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題10(選択問題)
貸倒引当金に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
お疲れさまでした!
全問正解できましたか?間違えた問題は、もう一度テキストを読み返して理解を深めましょう。
復習のコツ
間違えた問題がある場合は、該当箇所のテキストをもう一度読み直してください。特に差額補充法の計算、貸倒れ発生時の処理、貸借対照表での表示方法は必ず理解しておきましょう。
- ✓貸倒引当金 = 債権の回収不能リスクに備える引当金
- ✓計算式: 売上債権(売掛金 + 受取手形)× 貸倒実績率
- ✓差額補充法: 不足分だけを繰り入れる(全額ではない)
- ✓過剰な場合: 貸倒引当金戻入(収益)で処理
- ✓貸倒れ発生時: 貸倒引当金を取り崩す(範囲内の場合)
- ✓超過分: 貸倒損失(費用)で処理
- ✓貸借対照表: 資産の部に△(マイナス)表示
仕訳パターンまとめ:
| 状況 | 仕訳 | 効果 |
|---|---|---|
| 引当金設定 (不足) | (借) 貸倒引当金繰入 / (貸) 貸倒引当金 | 費用増加 |
| 引当金戻入 (過剰) | (借) 貸倒引当金 / (貸) 貸倒引当金戻入 | 収益増加 |
| 貸倒れ発生 (範囲内) | (借) 貸倒引当金 / (貸) 売掛金 | 費用なし |
次のステップ:
貸倒引当金の設定を理解したら、次は経過勘定(前払・前受・未払・未収)を学習しましょう。収益・費用の適切な期間配分を理解する重要な決算整理仕訳です。