法人税等 - 練習問題
法人税、住民税及び事業税の中間納付、決算時の処理、還付の処理についての理解度を確認する練習問題です。
理解度チェック
このレッスンで学んだ内容を、練習問題で確認しましょう。全部で10問あります。
問題1(仕訳問題)
10月に法人税等の中間納付800,000円を現金で納付した。
問題2(仕訳問題)
中間納付として法人税等1,200,000円を普通預金から振り込んだ。
問題3(選択問題)
中間納付時に使用する勘定科目として正しいものはどれか。
問題4(仕訳問題)
決算において、法人税等が1,500,000円に確定した。なお、中間納付額900,000円は仮払法人税等で処理している。
問題5(仕訳問題)
決算において、法人税等2,400,000円が確定した。中間納付額は1,200,000円である。
問題6(仕訳問題)
5月に確定申告を行い、決算で未払いとした法人税等の残額600,000円を当座預金から納付した。
問題7(選択問題)
法人税等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題8(仕訳問題)
決算において、法人税等が800,000円に確定した。なお、中間納付額1,000,000円は仮払法人税等で処理している。差額は還付を受ける。
問題9(仕訳問題)
還付金200,000円と還付加算金8,000円が普通預金に入金された。
問題10(仕訳問題)
次の一連の取引について仕訳しなさい。 (1) 10月に法人税等の中間納付1,000,000円を当座預金から納付した。 (2) 決算において、法人税等が1,800,000円に確定した。 (3) 5月に確定申告を行い、残額を普通預金から納付した。
お疲れさまでした!
全問正解できましたか?間違えた場合は、もう一度テキストを読み返して理解を深めましょう。
復習のコツ
間違えた場合は、該当箇所のテキストをもう一度読み直してください。特に3つの勘定科目の使い分けと中間納付から確定申告までの流れは必ず理解しておきましょう。
- ✓法人税等:法人税 + 住民税 + 事業税(消費税は含まない)
- ✓中間納付:前期実績の50%を概算で前払い
- ✓仮払法人税等:中間納付時に使用(資産)
- ✓法人税、住民税及び事業税:決算時に使用(費用)
- ✓未払法人税等:決算時に未払分を計上(負債)
- ✓還付時は未収入金:還付加算金は雑収入
法人税等の仕訳の流れ:
- 1.中間納付時:仮払法人税等(借方)→ 現金・預金(貸方)
- 2.決算時(通常):法人税等(借方)→ 仮払法人税等・未払法人税等(貸方)
- 3.決算時(還付):法人税等・未収入金(借方)→ 仮払法人税等(貸方)
- 4.確定申告時:未払法人税等(借方)→ 普通預金(貸方)
- 5.還付受取時:普通預金(借方)→ 未収入金・雑収入(貸方)
3つの勘定科目の使い分け:
| 勘定科目 | 性質 | 使用場面 |
|---|---|---|
| 仮払法人税等 | 資産 | 中間納付時(借方) |
| 法人税、住民税及び事業税 | 費用 | 決算時(借方) |
| 未払法人税等 | 負債 | 決算時(貸方)・確定申告時(借方) |
よくある間違い:
- ✗中間納付時に費用計上:中間納付は「仮払法人税等」(資産)で処理
- ✗租税公課と混同:法人税等は「法人税、住民税及び事業税」という専用科目
- ✗未払金を使う:「未払法人税等」という専用の負債科目がある
- ✗還付時に未払法人税等を使う:還付は「未収入金」(資産)を使用
- ✗還付加算金を法人税等として処理:還付加算金は「雑収入」(収益)
試験での頻出パターン:
- 1.中間納付時の仕訳:仮払法人税等を使う
- 2.決算時の仕訳:中間納付額が与えられている
- 3.確定申告時の納付:未払法人税等を消滅させる
- 4.還付がある場合:未収入金と雑収入の使い分け
- 5.精算表での処理:決算整理仕訳として法人税等を計上
法人税等と租税公課の違い:
| 項目 | 法人税等 | 租税公課 |
|---|---|---|
| 内容 | 法人税・住民税・事業税 | 固定資産税・自動車税など |
| 勘定科目 | 法人税、住民税及び事業税 | 租税公課 |
| 処理時期 | 決算時(決算整理仕訳) | 支払時 |
| 課税対象 | 利益(所得) | 固定資産・事業など |
次のステップ:
Unit 08「株式会社の資本と税金」はこれで完了です。次はUnit 09「個人企業の資本」に進みましょう。個人企業の資本では、株式会社とは異なる個人企業特有の会計処理を学びます。