税金の仕訳 - 練習問題
消費税の税抜方式と税込方式、仮払消費税・仮受消費税の処理、租税公課(固定資産税・印紙税)、法人税等の仕訳についての理解度を確認する練習問題です。
理解度チェック
このレッスンで学んだ内容を、練習問題で確認しましょう。全部で10問あります。
問題1(仕訳問題)
商品100,000円を仕入れ、消費税10,000円と合わせて現金で支払った。なお、消費税は税抜方式により処理している。
問題2(仕訳問題)
商品150,000円を販売し、消費税15,000円と合わせて現金で受け取った。なお、消費税は税抜方式により処理している。
問題3(仕訳問題)
決算において、仮受消費税が150,000円、仮払消費税が80,000円であった。差額を未払消費税として処理する。
問題4(仕訳問題)
未払消費税70,000円を現金で納付した。
問題5(仕訳問題)
固定資産税50,000円を現金で納付した。
問題6(仕訳問題)
契約書に貼るための収入印紙300円を現金で購入した。
問題7(仕訳問題)
決算において、当期の法人税、住民税及び事業税が300,000円と確定した。
問題8(仕訳問題)
未払法人税等300,000円を普通預金から納付した。
問題9(仕訳問題)
法人税等の中間納付として150,000円を現金で納付した。
問題10(仕訳問題)
決算において、当期の法人税、住民税及び事業税が400,000円と確定した。期中に中間納付150,000円を支払っている。
お疲れさまでした!
全問正解できましたか?間違えた問題は、もう一度テキストを読み返して理解を深めましょう。
復習のコツ
間違えた問題がある場合は、該当箇所のテキストをもう一度読み直してください。特に税抜方式の消費税処理、租税公課と法人税等の区別、中間納付の処理は試験頻出のポイントです。
- ✓消費税の税抜方式: 仮払消費税(資産)・仮受消費税(負債)を使う
- ✓仮払消費税: 支払った消費税を記録する資産の勘定科目
- ✓仮受消費税: 受け取った消費税を記録する負債の勘定科目
- ✓決算時: 仮受消費税 - 仮払消費税 = 未払消費税
- ✓租税公課(費用): 固定資産税・印紙税・自動車税など
- ✓法人税等: 「法人税、住民税及び事業税」という独立した勘定科目を使う
- ✓法人税等の中間納付: 仮払法人税等(資産)で処理
- ✓源泉所得税: 預り金(負債)で処理(企業の税金ではない)
勘定科目の使い分け:
| 税金 | 勘定科目 | 分類 |
|---|---|---|
| 消費税(支払) | 仮払消費税 | 資産 |
| 消費税(受取) | 仮受消費税 | 負債 |
| 固定資産税・印紙税 | 租税公課 | 費用 |
| 法人税・住民税・事業税 | 法人税、住民税及び事業税 | 費用 |
| 源泉所得税 | 預り金 | 負債 |
消費税の処理の流れ:
- 1.仕入時: 支払った消費税を「仮払消費税」(資産)に記録
- 2.販売時: 受け取った消費税を「仮受消費税」(負債)に記録
- 3.決算時: 仮受消費税 - 仮払消費税 = 未払消費税を計算
- 4.納付時: 未払消費税を減らして現金・預金を減少
法人税等の処理の流れ:
- 1.中間納付: 仮払法人税等(資産)で処理
- 2.決算時: 法人税等の総額を計上し、仮払法人税等を相殺、残額を未払法人税等に
- 3.納付時: 未払法人税等を減らして現金・預金を減少
消費税の計算式(参考):
消費税額 = 本体価格 × 10%(または8%)
税込金額 = 本体価格 + 消費税額
【逆算】本体価格 = 税込金額 ÷ 1.1(または1.08)
例: 本体価格100,000円の場合
消費税額 = 100,000円 × 10% = 10,000円
税込金額 = 100,000円 + 10,000円 = 110,000円
よくある間違い:
- ✗法人税等を「租税公課」としてしまう → 誤り
- ✓法人税等は「法人税、住民税及び事業税」という独立した勘定科目 → 正解
- ✗税抜方式で消費税を仕入や売上に含めてしまう → 誤り
- ✓税抜方式では消費税を仮払消費税・仮受消費税として分けて記録 → 正解
次のステップ:
税金の仕訳をマスターしたら、次は資本金の仕訳を学習しましょう。株式会社の設立、増資、個人企業の引出金などの処理方法を習得します。Unit 02(仕訳の基礎)の最終レッスンです。